※末尾の「注意事項」を必ずお読み下さい。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■■ TALON Ver.6.2.0への移行手順 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 作成:2024/09/17 ≪注意事項≫ ・Ver.6.1.0は、Ver.6.0.10と同一の仕様・機能を維持しつつ、実行環境をPayara 5からPayara 6に  変更したものです。 ・Ver.6.2.0は、Ver.6.1.10に対して機能強化を行ったものとなります。 ・6.0.x以前からのバージョンアップの際はPayaraの再セットアップ作業が必要となりますので、一時的な検証環境が必要な場合は  お知らせください。無償にて期間限定ライセンスを発行いたします。 ・Ver.6.2.0は、Ver.6.1.xで作成済みの機能がほぼ完全に動作し、Ver.5.xで作成済みの機能ができるだけ  そのまま動作するよう開発しておりますが、100%の動作を保証するものではありません。 ・Ver.5.x から Ver.6.x へのバージョンアップに伴う現行機能の注意点を下記にまとめています。 バージョンアップ前に必ずご一読ください。バージョンアップ後に機能の修正が必要なケースがあります。 https://dev.talon.jp/manual_web/page_memo/99_V6%E5%A4%89%E6%9B%B4%E7%82%B9.html ・新機能の追加により、機能の動作と異なる場合があります。  リリースノートを参照し、ご利用のバージョン以降の <<仕様変更>> をご確認ください。 https://dev.talon.jp/releasenotes/new_releasenote_v6.txt ・各オプション機能のVer6への対応状況はTALON構築支援サイト内のTALONダウンロードページをご確認下さい。 https://dev.talon.jp/manual_web/page_down_b_v6/ ・動作検証用の期限付きライセンスの発行については、info@talon.jp までご連絡ください。 ≪PayaraとJDKについて≫ ・TALON Ver6.2 はPayara 6.2023.5及び6.2024.8(payara-ml-6.2023.5.zip及びpayara-ml-6.2024.8.zip)で動作します。 GlassFish、Payara 4、Payara 5 では動作しませんのでご注意下さい。  ※TALON Ver6.2のモジュールをPayara 6.2023.5に配備したときに例外が発生しますが、配備自体は正常に行われ、正常に動作します。   TALON Ver6.1をご利用の場合のPayara 6.2024.8のセットアップは必須ではありません。Payara 6.2024.8のセットアップは上記例外が気になる場合にご検討ください。 ・Payara 6.2024.8で必要なJavaのバージョンは、JDK 11(11.0.12以降)です。  OpenJDK 11に準拠したJDK 11をご準備ください。  (Oracle Java SE、Eclipse Temurin、Microsoft Build of OpenJDK、Amazon Correttoなど)  ※JDK 11以外のJava(JDK 8、JDK 9/10、JDK 12以降)には対応しておりません。  ※バージョン 11.0.0〜11.0.11 のJDK 11ではPayara 6.2024.8 が正常に動作しないため、   必ず 11.0.12 以降のJDK 11(JDK 11最新版を推奨します)を使用してください。 ≪TALONバージョンの確認方法≫ ・メニュー > 機能構築 > 機能設定画面 を起動します。 画面右上の「About TALON」にマウスのカーソルを当てると、バージョンが表示されます。 表示されたバージョンごとに移行手順が異なります。該当のバージョンでの移行を実施して下さい。 ≪Ver.6.1.xからのバージョンアップ手順≫ 1. 環境構築手順の「バージョンアップ手順」に従って最新のTalon.warを配備します。 マニュアルの下記ページを参照して下さい。 Windows https://dev.talon.jp/manual_web/html/?f=V500003&s=sectionid__2040 Linux https://dev.talon.jp/manual_web/html/?f=V500004&s=sectionid__2006 2. 環境構築手順の「Payara配置」の(オプションの手順)に従いQRコード出力用ライブラリを配備してあり   且つ6.1.7以前からのバージョンアップの場合はPayaraを停止してnet.tascalate.javaflow.api-2.2.1.jarを削除し、Payaraを再起動します。   マニュアルのページ及び確認していただくパスは以下のようになります。   Windows https://dev.talon.jp/manual_web/html/?f=V500003&s=sectionid__304 C:\payara6\glassfish\domains\production\lib Linux https://dev.talon.jp/manual_web/html/?f=V500004&s=sectionid__357 /usr/local/payara6/glassfish/domains/production/lib 以上の設定後、≪リポジトリテーブルのパッチ適用 Ver6.2.x用≫を実行してください。 ≪Ver.5.x/Ver.6.0.xからのバージョンアップ手順≫  実行環境をPayara 6に変更しているため、Ver.5.x/Ver.6.0.xともに、  環境構築手順マニュアルに沿って新規セットアップする必要があります。 (手順) 1. バージョンアップを実施する前に、必ず使用中のPayara 5を停止してください。 Payara 6とPayara 5を同時に動作させることはできません。 2. Ver.6.0.xからのバージョンアップでは、リポジトリを引き続き使用します。 【警告】 Ver.6.0.xからのバージョンアップでは、各種テーブルスクリプト、特に「新規リポジトリテーブル作成用」 (新規インストールモジュールに含まれています)は絶対に実行しないでください。 リポジトリが初期化・破損してしまいます。 Ver.5.xからのバージョンアップでは、リポジトリテーブルにパッチを適用する必要があります。 後述の ≪リポジトリテーブルのパッチ適用≫ を行ってから、次の手順に進んでください。 3. Payara 6とJavaを環境構築手順マニュアルに沿って新規にセットアップします。 ※データベース接続設定などは再設定が必要となりますので、あらかじめ現在の設定情報を 控えておき、セットアップの過程で再度設定し直してください。 ※Payara 6ではインストール先のパスが変更になっているため、THUMBNAIL_UPLOAD_PATH の値を  それに合わせて変更してください。 バージョンアップ時にも新規インストールモジュールが必要になりますので、 あわせてダウンロードしてください。 Windows版 https://dev.talon.jp/manual_web/html/?f=V500003 Linux版 https://dev.talon.jp/manual_web/html/?f=V500004 4. 既存のバッチサンプルを「03.バッチサンプル」のものに置き換えて下さい。 (Windows版) C:\TALON\batch 以下の environment.bat と talonSample.bat ※C:\TALON\jakarta.activation-2.0.1.jarとしてjakarta.activation-2.0.1.jarを配備して下さい。   以下のパスに同梱してあります。   ProductUpdate_バージョン\03.バッチサンプル\6.1 (Linux版) /usr/talon/batch 以下の environment.sh と talonSample.sh ※/usr/talon/jakarta.activation-2.0.1.jarとしてjakarta.activation-2.0.1.jarを配備して下さい。   以下のパスに同梱してあります。   ProductUpdate_バージョン\03.バッチサンプル\6.1 ※データベース接続設定(JDBCドライバ指定)はご利用のデータベース環境に合わせて修正してください。 5. オプション機能をお使いの場合はご利用のオプション機能のマニュアルを確認し、Payaraサーバーにファイルをアップロードする案内があればそれをPayara 6に対して行って下さい。 6. ブラウザの言語設定をタイ語でお使いになる場合はリリースノートのVer6.1.3版リリースのバグ修正1に従ってTHSarabunNew.ttfを配備して下さい。 7. payara5にて登録されたサムネイルをフォルダごとpayara6に(不足分のみ)コピーします。Windowsのデフォルト設定の場合は C:\payara5\glassfish\domains\production\docroot\THUMBNAIL   に登録されていますので   C:\payara6\glassfish\domains\production\docroot\THUMBNAIL にコピーします。Linuxの場合は /usr/local/payara5/glassfish/domains/production/docroot/THUMBNAIL から /usr/local/payara6/glassfish/domains/production/docroot/THUMBNAIL へのコピーです。 以上の設定後、≪リポジトリテーブルのパッチ適用 Ver6.0.x用≫を実行してください。 ≪リポジトリテーブルのパッチ適用 Ver6.0.x用≫  Ver.5.xからのバージョンアップでは、リポジトリテーブル(TALONの標準接続先DB)に対して、  パッチスクリプトの適用が必要となります。  ※Ver.6.0.xからのバージョンアップでは不要です。  スクリプトファイルは、バージョンアップモジュールの「02.V6リポジトリパッチ」に格納されています。  使用中のデータベースに対応したパッチスクリプトを使用してください。 (手順) 1. はじめに、スクリプトファイルと同じフォルダにある ■Readme.txt を参照し、 前提条件などを確認してください。 2. データベースの機能を用いて、リポジトリのバックアップを取得してください。 3. 以下の条件に当てはまる場合には、最初にリポジトリの修正が必要となります。 Ver.5.1.12以前のバージョンでSQL Serverを使用し、かつ標準ファンクションを作成してある場合、 「06.SQLServer_修正スクリプト」を実行してください。 ※SQL Server環境の標準ファンクション「TLN_CHARINDEX」を修正しています。 Ver.5.1.13以前のバージョンでPostgreSQLを使用している場合、 「07.PostgreSQL_修正スクリプト」を実行してください。 ※PostgreSQL環境の「TLN_M_NAME_MANAGER」を修正しています。 Ver.5.0.0〜5.0.24のバージョンを使用している場合、 使用中のデータベースに対応した「05.カレンダー情報設定スクリプト」を実行してください。 ※以下の内容を実施します:  ・TLN_M_CALENDAR の追加  ・TLN_H_CALENDAR の追加  ・メニューデータ(TLN_M_FUNCTION)へのデータを1件追加 4. 使用中のデータベースに対応したパッチスクリプトを実行してください。 以上の設定後、≪リポジトリテーブルのパッチ適用 Ver6.2.x用≫を実行してください。 ≪リポジトリテーブルのパッチ適用 Ver6.2.x用≫ Ver.6.2.0以降へのバージョンアップでは、バージョンアップモジュールの「10.V62リポジトリパッチ」に格納されているスクリプトの使用が必要となります。  使用中のデータベースに対応したパッチスクリプトを使用してください。 (手順) 1. はじめに、スクリプトファイルと同じフォルダにある ■Readme.txt を参照し、 前提条件などを確認してください。 2. データベースの機能を用いて、リポジトリのバックアップを取得してください。 3. 使用中のデータベースに対応したパッチスクリプトを実行してください。 ────────────────────────────────────────────────── ≪現在のVersionが3.1.1 〜 4.1.15のお客様≫ 現在のリポジトリを引き継いでVer.6.1を利用するには、ご利用中のリポジトリ環境の状態を確認する 必要があります。大変お手数ですが、TALONサポート(support@talon.jp)までご相談ください。 ────────────────────────────────────────────────── 以上